福島県・飯坂温泉「波来湯」

～鯖湖湯に次ぐ、歴史ある共同浴場！！～

　飯坂温泉駅からも程近く、好立地ということだが、うっかりすると見過ごしてしまいそうな、大きな建物の脇の細い階段を降りていくとお目当ての古めかしい湯小屋がある。

　延暦年間（西暦７９８年）に開湯したと伝えられている。この湯小屋は、昭和２５年に作られ、箱湯ともいわれ、名前の由来にはいろいろな説がある。湯小屋のすぐ近くには、波来湯の薬効にあやかったであろう波来薬師がある。男女別の浴場には、４，５人ほどが入浴できそうな湯船が一つずつ。湯船の真ん中に湯口があり、間欠泉のように「ゴボッ、ゴボッ」と音を立てながら熱い湯が溢れ出てくる。湯は無色透明でＰＨ８．１６と、浴感も肌がすべすべする感触が残る。（飯坂温泉混合源泉、波来湯分湯槽５０．０度）

　鯖湖湯以外は近所の券売所で購入した入浴券を提示して入場できるシステムなので、湯巡りされる方は、近所の券売所で少しまとめて買っとくのもいいでしょう。