~階段はきついが、それ以上の至福のひとときが味わえる~

塩原11湯と呼ばれる塩原温泉郷の入り口にあたるのが、絶景で有名な回顧の吊橋近くの国道400号沿いにある、大網温泉だ。

以前は、「ホテルニューおおあみ」という屋号だったのだが、改称された。一軒宿といっても、鄙びた建物ではなく、鉄筋7階建ての白い建物という近代的な物。それ以外は、周辺に建物はなく、ひっそりとした雰囲気が漂っている。

このホテルで魅力なのは、自慢の名物露天風呂と、クアハウス形式のお風呂だ。

まずは、ホテルから急斜面を谷ぞこへ続く300段もの石段を降りると、渓流沿いの岩場に独特なつくりの露天風呂がある。どの湯船からも、一切建物らしきものや、人が手を入れたものというものは目に入らず、まさに大自然の中の野天風呂だ。

湯は、200年以上も前から湧いているもので、大岩壁から温泉が自噴している「岩間の湯」と、石を積み上げてつくった「河原の湯」は、それぞれ野趣満点。あまり、気付かれないが、この積み上げられた石の上にも5人ほどが入れる、湯船があった。

その湯船を見下ろす位置に「眺望の湯」がある。これらの湯は、全て混浴であるが、そんな事、気にならないくらい眺望が素晴らしい。特に新緑の頃や紅葉の時期は言葉では表現できないくらいのものだ。

どうしても、混浴は苦手という方は、「眺望の湯」のさらにその上に女性専用の露天風呂が備えられている。

効能としてはリュウマチ、神経痛、痛風、皮膚炎などに特効があるという。

電 話 番 号0287-32-3232駐 車 場40台
宿 泊 施 設有り宿 泊 代 金10,000円~
休  憩  所有り日帰りプラン特に無し
泉   質芒硝泉休  日無し
入 浴 料 金800円日帰り入浴時間AM6~PM23