栃木県・日光湯元温泉「温泉寺」

～手を合わせながら、入浴を！！～

　延歴７（７８８年）、この地に寺を建てようとした勝道上人が、温泉を発見したのが始まりだそうで、薬師湯と名付けて、現在に至っているそうだ。全部で９つの湯が開かれたのは慈覚大師が現れてからだそうで、本来は修行僧の為の温泉であるが、功徳のある湯を一般にも開放してくれている。

　浴場は男女別に、こじんまりとした木造りの湯船が一つずつで、白濁の硫黄泉が注がれている。薬師如来像を奉ったお堂のある由緒あるお寺なので、手を合わせて湯に浸かれば、温泉の効能以上の御利益もありそうだ。

　祈祷料1500円、宿泊料1500円と合計3000円という安価で素泊まりも出来るそうなので、興味のある人は是非。

　日帰り入浴料金に休憩料金含まれているうえに、畳を敷き詰めた広間でお茶と茶菓子も頂けて、ゆっくりと出来る。

　お茶を飲みながら外を眺めていると、昔、おばあちゃんの家に遊びに行っていた頃を思い出した。