サザンオールスターズ、福山雅治(42)、Perfume、ポルノグラフィティら芸能事務所・アミューズの所属アーティストが「チーム・アミューズ!!」として一致団結し、東日本大震災被災者のためのスペシャルソング「Let’s try again」を制作することが6日、分かった。20日から配信される。各アーティストの代表曲メドレーに、桑田佳祐(55)が新たに作詞・作曲したオリジナルのテーマ曲がプラスされ、10分程度の楽曲になるという。収益は全額寄付される。企画から参加した桑田は「音楽が皆さまの元気のもとになれば」と被災者を勇気づけることを誓った。

IMG_7218-s-0d9f2

 桑田を中心に福山、Perfume、ポルノグラフィティ、三宅裕司(59)、上野樹里(24)、三浦春馬(21)、佐藤健(22)らが「チーム・アミューズ!!」として、被災者支援に立ち上がった。音楽で勇気づけるために、レコード会社の枠を超えて集まったアーティストや俳優は現時点で34組51人。今後も参加メンバーは増える可能性があり、まさにアミューズ版「WE ARE THE WORLD」となる。

 「Let’s‐」はサザンの「希望の轍」や福山の「桜坂」など、それぞれのアーティストの代表曲メドレーと桑田が作詞・作曲したオリジナル部分をミックスした楽曲。クライマックスでは参加アーティスト全員が、復興への思いを込めて大合唱する。すでにレコーディングは始まっており、今週中には合唱とビデオクリップの撮影が行われる。実質の制作期間は1週間ほどだが、多忙な参加者たちが高い志のもと、スケジュールを調整して一堂に集まる予定だ。

 楽曲の制作は、震災の発生直後から取り組み方を模索していた事務所側と、桑田の気持ちが一致して企画立案された。桑田は「気持ちが明るくなっていただけるような音楽を作ることで、お役に立てればと思いました。私どもの気持ちをお届けするとともに、音楽が少しでも元気のもとになれば」と被災者が前向きになることを願っている。

 楽曲、ビデオクリップは配信のみで、収益は全額日本赤十字社に寄付される。配信サイトの詳細などはアミューズ公式ホームページの特設サイトに記載されている。

 「Let’s try again」ではサザンオールスターズの「希望の轍」「勝手にシンドバッド」、福山雅治の「桜坂」、ポルノグラフィティの「サウダージ」、BEGINの「涙そうそう」、Perfumeの「ポリリズム」などおなじみのヒット曲が使用される予定。オープニングは桑田のオリジナル楽曲。メドレーの最後の「希望の轍」でアーティストが次々と登場し、ラストはオリジナルパートを全員で大合唱する形となる。(デイリースポーツニュースより)