当寺の開創は養老二年(西暦718年)日川渓谷岩上で霊夢により感得された像・・・右手に葡萄をもち左手で結印した薬師如来と日光・月光菩薩の薬師三尊・・・を刻み安置して開かれたと伝えられる。
圧倒される重厚な構えの「山門」は県指定文化財建造物だ。
本堂(薬師堂)は、薬師三尊像を安置してあるので、「薬師堂」とも呼ばれる。
弘安9年3月16日(西暦1286年)の刻銘があり、元寇(弘安の役)の数年後に建立、築700年を超える関東周辺で最も古い建物であり、国宝建造物となる。
流麗な線を持つ檜皮葺きの屋根は落ち着きを見せ、鎌倉時代の建築の力強さを感じる。
建物の中には、国指定重要文化財となる、平安時代初期の大善寺本尊薬師如来像、日光・月光菩薩像が秘仏として厨子の中に納められている。
同じく、国指定重要文化財となる、十二神将立像も力強く佇んでおり、見ごたえがあります。
その他、平清盛、源頼朝、北条氏一族、織田信長、豊臣秀吉などの古文書も保存されていました。