~むじなと一緒に湯治をする?!~

新湯温泉内の数ある風呂の内、硫黄分が最も強く、多くの、観光客・地元民に愛されているのが、ここ「むじなの湯」だ。名前の由来は字の如く、その昔、ムジナが入浴して、傷を治していたことからついたようだ。

 使い込まれた、木の湯船は黒ずみ、歴史を感じさせる。やはり、ここの湯が一番と思われているようで、混浴ではあるが、女性の方がたくさんいらっしゃって、ゆっくりとされているので、こちらの方が逆に恥ずかしくなってきてしまうほどだ。また、 「ここが空いている時はあるのでしょうか?」と言いたくなるほど、入れ替わり、立ち代わり、常時10人弱の人が新湯温泉最高の湯と湯治場雰囲気を楽しんでいる。

 PHが2.4で湧出時の泉温が59.2℃という酸性含硫黄ーアルミニウムー硫酸塩温泉(硫化水素型)は、糖尿病や高血圧症に効能があるとし、また、この源泉は湧出量もあまり多くないようで、この共同浴場でしか味わえないということもあり、一番の人気だ。また、新湯温泉街の宿泊者は無料で利用出来ることと、宿泊者専用の時間帯(AM6~AM8)も設定されているので、是非、宿泊をしながらじっくりと味わって頂きたい。

その後

2002年7月塩原温泉郷の中で、最も温泉ファンの心をつかんでいるであろう「共同浴場 むじなの湯」が改築されるということで、早速、行ってみました。

 出入り口も男女別になり、脱衣所、浴場を半分に区切ったようですね。以前の開放的な雰囲気を知らなければ、この大きさでも十分満足なのだが、やっぱり少し狭く感じてしまいますね(天井が高い分、そう感じるのかな?!)。

ただ、伝統のある昔ながらの姿を変えざるを得ないほど、時代は変わってしまったといいますか、女性側からの苦情があったのだろうと思われる部分を今一度、考えていかなければいけないのだろう。

電 話 番 号0287-32-2512駐 車 場無し
宿 泊 施 設無し宿 泊 代 金
休  憩  所無し日帰りプラン特に無し
泉   質酸性含硫黄
アルミニウム硫酸塩泉
休  日無し
入 浴 料 金300円日帰り入浴時間AM8~PM18