~渓流沿いの露天風呂が、おすすめ!!~

 舘岩村、とても交通の便がいいとは、お世辞にも言えない。昔ながらの温泉街という言葉がこれ程似合う温泉街は久しぶりだ。昔ながらというよりも、時間が止まっているような錯覚さえおこす。この奥会津と呼ばれる温泉郷の一つ、湯の花温泉郷。

温泉郷の名前で遊びに行ってしまいましたが、想像以上の嬉しい裏切りだった。湯の岐川を中心に4件の共同浴場が点在し、農村という言葉がぴったりなこの温泉街に日本秘湯を守る会に加盟する宿「旅館 末廣」があります。

 浴場は男女、混浴を合わせて五ヶ所、混浴の岩風呂はこの村の自然の岩と利用しているとかで、この宿発祥の浴場とも言われている。あとは男女別に内湯と露天風呂が一つずつ。ともに、木の枠を配した湯船が心地よい造りで、内湯といっても、大きめの窓から見える原生林が目に優しく木々の香りが気持ちよい。

 特筆すべきは、冬季はお休みとなってしまうのが残念な露天風呂だ。川のせせらぎを聴きながら、木々の香りをたっぷりとふくんだ風を心地よく感じながらの入浴を楽しめる。また、常に観光客や村民で賑わう「共同浴場 石湯」の対岸の高台にあることもあり、共同湯の喧騒をちょっと離れた高台から眺めながら、ゆったりとしながらの入浴は、ちょっとした優越感も味わえてしまう。

無色透明で44度の単純泉は、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消火器病、冷え性、疲労回復等に効能があるそうだ。

 夕食は部屋食で、朝食は大広間での食事。湯の岐川渓流で取れた魚と山間の村らしい山菜を中心とした料理が、いかにも手作りの心が伝わり、体にも優しそうだ。

電 話 番 号0241-78-2500駐 車 場有り
宿 泊 施 設有り宿 泊 代 金10,000円~
休  憩  所日帰りプラン
泉   質単純泉休  日不定休
入 浴 料 金入浴のみ不可日帰り入浴時間