まだまだ、「お伊勢詣で」が続きます。
先日、天皇皇后両陛下が参拝してらっしゃいましたね。また、歴代天皇に受け継がれる「三種の神器」の剣と璽(じ、まが玉)も一緒に運ばれたようで、剣と璽が皇居外に持ち出されたのは前回の式年遷宮後の両陛下の参拝以来の20年ぶりとなるそうです。
さて、内宮をもうすぐ一周することとなります。
内宮の所管社30社のうち第30位である子安神社は社名のとおり、安産を願って、神前に小さな鳥居が奉納されている。社殿は玉垣に囲まれており、伊勢神宮の摂社・末社・所管社には通例、賽銭箱は置かれていないが、子安神社には賽銭箱が置かれている。
祭神は木花開耶姫神(このはなさくやひめのかみ)。元は宇治館町の産土神であったとされるそうで、大山祇神社の祭神・大山祇神(おおやまつみのかみ)の娘であり、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妻であり、猛火の中で3柱の子を出産したとされるそうだ。
この神話から、安産、子授け、縁結び、厄除けの祈願が行われることとなり、こうした世俗的な信仰を集める神宮所管の神社には、湯田神社・堅田神社・赤崎神社が挙げられることとなったそうだ。
子安神社のすぐ隣に鎮座する、内宮の所管社30社のうち第29位である大山祇(おおやまづみ)神社。旧称を「山神社」と言い、神宮式年遷宮の最初の祭儀である「山口祭」はこの神社で催行されていたとされるそうだ。その後、御杣山の移動に伴い、山口祭の祭場が移動し、大山祇神社に捧げられることはなくなったそうだ。
祭神は大山祇神(おおやまつみのかみ)。伊弉諾命(いざなぎのみこと)・伊弉冉命(いざなみのみこと)の子であり、山の守護神とされる。
宇治橋まで戻ってきました。日の出る時間帯でも結構な人がいましたが、お昼近くなると、もう、比ではありませんね。
内宮の参拝を終え、お土産や食事を求めて、「おはらい町」、「おかげ横丁」を散策していきます。