草津温泉「共同浴場・白旗の湯」〜これって、ここでいいの？〜

草津には、全部で１８もの無料の共同浴場があるが、ここが立地、施設、人気、共に№１だろう。草津の名物「湯畑」の目の前に白旗の源泉があり、その並びにここ「白旗の湯」がある。名前の通り、「白旗の源泉」（写真右上）からの引き湯。

建久四年（１１９３年）、浅間六里原に巻狩にきた源頼朝が発見し、入浴したと伝えられる源泉が「白旗の源泉」だ。昔は「御座の湯」と呼ばれていたそうだ。湧出湯量も豊富で毎分１６４０リットルが今も涌き続けているそうだ。

共同浴場の中の方はというと、５０℃近い、体が馴れてもとても熱くて入れない湯船（下右写真）と適温の湯船（下左写真）とで男女別に二つずつの湯船を備え、浴場もこの草津の共同浴場の中で最大級ということもあって、とてもゆったりとした雰囲気。地元民のような方達が、漬物だるのようなものに源泉を汲んで、浴槽の近くに並べてると思いますが、これは、水をつかわずに熱い湯を適温まで冷ます時に使用するためのものだそうだ。

ここをスタートに１８ヶ所の共同浴場巡りがスタートするが、以下のような入浴の心得を掲示しているので、これらのマナーを守って、入浴を楽しもう。

●共同浴場には、鍵がかからないので、貴重品は持ちこまない。また、人通りから離れた場所にあるので、用心のため複数人で入る。

●いきなり湯船に入ったり、熱い湯に長時間入浴し続けない。一回の入浴時間は10分前後が目安。

●大声ではしゃいで他の入浴客に迷惑をかけない。また浴場内での飲食は禁止。特に飲酒は厳禁。