毎年、この時期に、大黒尊天大祭と題し、「長福寺」に大黒様を持参して参拝させて頂きます。

このような信仰心だとか、宗教観といったことにもの凄く無頓着だったのですが、毎年、継続して参拝していると、何か、当たり前に行う事の一つとして捉え、行わない事が不自然な感覚になってきました。

会社の繁栄や子供の成長等を考える機会が増えるにつれ、変わってきた価値観なんだなぁと感じます。

※大黒様とは・・・昔、インドで神々がこの世を動かしていると思われていた頃、暗黒の世界で死を司る神として怖れられていた神を「マハー・カラー(マカ、カラ)」といいました。暗黒の大神ということで、「大黒」という名前の起源になったそうです。

 仏教が我が国へ入ってきたのが、欽明天皇の時代、つまり、538年だとされています。それ以後、聖徳太子によって国教として敬われるようになっていきます。そこで大きな転機がやって来ます。というのは、我が国古来の宗教(神道)もありましたから、日本人の国民性で、どちらもうまくやっていこうとして、神仏習合が行われていきます。
大黒様もご多分に漏れず、大国様と重なっていくのです。それまでの憤怒の形相から、大きな袋を肩に掛け、にこやかな表情で語りかけるようなイメージへと変貌をとげていきました。

 日本人の国民性である一般的な考え方では、福の神、五穀豊穣の神、商売繁盛の神、としての御大黒様となっています。