~川が目の前、露天風呂!!~

 二岐温泉は、平将門が筑波山麓での戦いに敗れた際、将兵がことごとく四散し、その一族が奥日光より山岳を踏破し、本温泉地奥の御鍋神社周辺に居住した頃、この渓谷を上り下りしてる間に発見されたものと語り継がれる、歴史深い温泉地だ。

 また、明治の末期には「湯小屋」と称されていたとされている。そんな趣深い名前を旅館名にしているのが、ここ「湯小屋旅館」だ。建物外観、看板ともに年季の入ったもので、その当時から姿を残しているのかと、錯覚さえ起こる。

 浴場もまた、年季が入ったもので、薄暗く、どことなく怪しい雰囲気さえ感じる。内湯が男女別に一つずつあり、共にほぼ同じような造りだ。女性用浴場、男性用浴場ともに岩造りのもので、共に五人くらいが同時に入浴できるくらいの大きさだ。渓流沿いに位置する野天風呂についても、岩造りのもので、湯船が二つ。こちらは混浴になっているのだが、男性用の浴場からしか行くことが出来ない造りになっているので、女性にはちょっと利用しづらいかもしれない。

 ただ、イワナやヤマメ等の山岳魚が生息しているほどの美しい渓流を眺めつつ、その脇に広がる木々を感じながらの入浴は格別なので是非、味わってもらいたいものだ。

電 話 番 号0248-84-2210駐 車 場5台
宿 泊 施 設有り宿 泊 代 金要確認
休  憩  所無し日帰りプラン無し
泉   質硫酸塩泉休  日無し
入 浴 料 金500円日帰り入浴時間要確認