~古き温泉宿の情緒を残す老舗旅館~
標高1700メートルに位置する一軒宿。その昔、武田信玄が上杉謙信との合戦の際に、傷病兵を湯治させたことから名付けられた「信玄の薬湯」と呼ばれる別名を持つ隠し湯だ。
明礬と炭酸を含んだ硫黄泉は全国的にも珍しいそうなので、一度足を運ぶ価値はありだ。胃腸病や皮膚炎、神経痛や外傷に対する効能は古くから評判だそうで、江戸時代中期から販売されていたという歴史をも持つ。また、飲用も可能で便秘や糖尿病などに効能があると言う。
男女それぞれ三つずつある浴場の内、薬湯と呼ばれる湯を楽しめるのは、二つ。一つは、「信玄の薬湯」と呼ばれる、湯船を三つ備えた浴室だ。沸かし湯と低温の源泉の風呂があり、特にこの源泉風呂は湯の花が足首まで隠れるほど湯船の底に溜まっており、いかにも体に効きそうだ。
もう一つは、「森の温泉」と名付けられた浴室で湯船が二つ、屋根付きと露天と、どちらからも白樺が生い茂る原生林への眺望が素晴らしく、木々の香りが高原の風に流されて浴室まで一杯に広がる。
両方とも、湯船は木造りで、肌にやさしく、桧の香りも心地良く、いつまでも入浴していたくなるほどだ。ここは、是非、宿泊をしてじっくりと湯を味わいたくなる宿のひとつだ。
電 話 番 号 | 0266-67-2128 | 駐 車 場 | 50台 |
宿 泊 施 設 | 有り | 宿 泊 代 金 | 9,000円 |
休 憩 所 | 有り | 日帰りプラン | 特に無し |
泉 質 | 炭酸硫黄泉 | 休 日 | 無し |
入 浴 料 金 | 1,500円 | 日帰り入浴時間 | AM10~PM15 |
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