~通年営業では日本最高所に位置する野天風呂!!~
本沢温泉登山口から、歩くこと二時間、雪が積もってれば四時間程歩かなければたどり着けない信州の秘湯。
標高2,150mの地、日本第二の高所温泉、通年営業では日本最高所に位置する野天風呂。硫黄岳直下に湧く本沢温泉は江戸時代末期の開湯と伝わり、現在の建物も明治25年以来大雪や風に耐えてきた物で、趣き深い温泉だ。通年営業のため、四季を通じて八ヶ岳への登山基地として、親しまれてきた秘湯中の秘湯だ。
山小屋から、すぐ近くに鄙びた公共浴場が好きな人には、たまらない湯小屋が見える。こちらの「しゃくなげぶろ」は、脱衣所も男女一緒で、浴場も混浴だが、丸太や木を張り付けた浴場は、いかにも手造りといった雰囲気が心地良い。眺望は無いが、湯上りも、なかなか冷めないよく温まるもので、硫黄の香りとサビの味のような、色も少し赤みを帯びたものだ。
お目当ての野天風呂は山小屋から、さらに10分程歩いた場所。目の前に硫黄岳が迫ってくる、崖の淵にガレ場の岩を削って造られたという浴槽が見えてくる。眼下には湯川が流れ、目の前には標高2765mの硫黄岳、人の手の入ることの無い原生林と青い空が広がり、なにより、白濁の硫黄泉が疲れた体を癒してくれる。
脱衣所も無いワイルドな風呂は遮る物が何も無く、湯船は木造の物を岩場にはめ込んだだけのシンプルな造りだが、この解放感がいっぱいの雰囲気が最大の魅力だ。
山小屋には、内湯もあり、総檜造りの浴槽が男女別に一つずつある。内湯及び、「しゃくなげぶろ」は、カルシウム・ナトリウム・硫黄炭酸水素塩泉、野天風呂は酸性含硫黄カルシウム・硫酸塩泉という二種類の泉質を楽しむこともできることも、魅力の一つであり、神経痛、慢性皮膚病、高血圧、婦人病、冷え性、リュウマチ、切り傷などに効能があるという。
電 話 番 号 | 0266-72-3260 | 駐 車 場 | 無し |
宿 泊 施 設 | 有り | 宿 泊 代 金 | 6,700円 |
休 憩 所 | 有り | 日帰りプラン | 特に無し |
泉 質 | 硫黄泉 | 休 日 | 無し |
入 浴 料 金 | 500円 | 日帰り入浴時間 | 日中随時 |
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