群馬県・河原湯温泉「聖天様露天風呂」

川原湯温泉は、ＪＲ吾妻線の川原湯温泉駅から、山手に登り、およそ１ＫＭほどの小さな温泉街だ。歴史は古く、建久４（１１９３）年、源頼朝が浅間狩りの際、山の中腹から湯煙が出ているのに気づき、温泉を発見したという。そんな由緒ある川原湯温泉の無料の公共露天風呂がここ「聖天様露天風呂」だ。

温泉街に入り小さな橋を渡って川沿いに歩いていくと、細い石段が見えてくる。それを上まで登りきると、誰でも自由に無料で入ることが出来る、１０畳ほどの大きさの露天風呂がある。

囲いがなく、混浴、高台にあるので開放感も心地良い。川原湯温泉の鄙びた情緒を味わいたいならお薦めだ。

ここの湯は、川原湯神社下の新源泉（写真下）・新湯から引かれており、含食塩石膏硫化水素泉は、よく温まり、リュウマチや神経痛、胃腸病などに効能があり、８０度近い源泉で自由に温泉玉子を作ることも出来る。どうりで、温泉街で生卵を売ってる訳だ。