草津温泉。

日本三名泉の一つとして数えられる。江戸時代の温泉番付では当時の東日本の最高位に格付けされた、日本を代表する名泉の一つだ。

恋の病以外は何でも治ると言われる草津温泉、一言に草津温泉といっても、源泉は多種多様にあります。

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言わずと知れた草津温泉街の中心部に湧く源泉である「湯畑」、周囲がロータリー状に整備されている。

デザインは当時の町長のホテルに投宿した岡本太郎が手がけ、工事の際に昔の囲いは撤去された。

湯が滝のように湧き出る光景は全国的にも数少なく、夜間のライトアップで湯畑を演出する催しも期間限定で行われ、観光客の目を楽しませている。最後の滝になって落ちる箇所には、かつて「大滝乃湯」(現在は町営温泉施設の名にされている)と呼ばれる共同湯があり、1960年頃に取り壊されるまでは草津で唯一、番台のある「滝の湯」があった。

温泉街には熱の湯、地蔵(じぞう)の湯・白旗(しらはた)の湯・煮川(にかわ)の湯、千代の湯など大小様々の源泉がある。しかし、千代の湯源泉は当時の町長(上記同人)時代に取り壊された結果、源泉は隣接する大阪屋旅館地下に湧出。そのため、その後は湯畑から引湯している。

なお、湯畑をはじめとする草津温泉の各源泉には緑色の湯垢のようなものが散見されるが、それはイデユコゴメなどの温泉藻である。

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湯畑からお寺の階段方向に向かった隅に「白旗湯畑」がある。源頼朝が発見したと言い伝えられている源泉である。湯畑横の共同浴場「白旗の湯」では気軽に楽しむこともできる。

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湯畑から少し入った所にあるのが「地蔵湯畑」、側には名前の通り地蔵堂がある。2006年4月に建て替えられた。ここには足湯、共同浴場と共に湯治専門の時間湯もある。

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道路を挟んだとこには、散歩道も。足つぼが痛い。。。

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温泉街西側の荒原地帯に湧く源泉の総称で、一帯には遊歩道が整備されて気軽に温泉が湧出する様子を観察できるようになっている。

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多くの町民も西(にし)を(さい)と誤読しているが、ここには町営の「西の河原露天風呂」がある。ここの湯は後述する万代鉱源泉から引いたものである。 賽の河原はここと、地蔵地区と2箇所をそう呼んだ。どちらも地蔵がある。

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以前は西の河原の向かって右の河原にはチャツボミゴケ(地元では見た目でマリゴケと呼んでいた)が生息していたが、一時期の開発の影響により現在は見られない(奥草津に見ることができる)。

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某旅館の独自源泉。足湯が出来るようになってます。以前、宿泊したことがありますが、宿泊のお客様だけではもったいないぐらいの立派な風呂が印象的でした。

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ガラス工房の店頭で温泉卵のデモンストレーションをしながらの販売。こちらの温泉も独自源泉だそうだ。(入浴は出来ませんが。。)

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草津と言えば、饅頭の売り込みが有名ですが、煎餅をかじりながら、散策するものありだと思います。