お伊勢詣で。

内宮参拝は、もう少し続きます。

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五十鈴川の水の神を祀る、とされる「滝祭神(たきまつりのかみ)」だ。

社殿を持たない神社であり、所管社でありながら別宮と同等の祭祀が捧げられる特別な神社である。

内宮の所管社30社のうち第1位である。内宮鎮座地を象徴する河川である五十鈴川の水神が祭神であるため、別宮と同様の祭祀が執行される。『宇治山田市史』では「瀧祭神は古来別宮に準じて神饌を供進し奉れる神なれば、特に別宮の次、摂社の上に列せらるゝのである。」と記しているそうだ。

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地域住民からは「おとりつぎさん」として親しまれるそうで、内宮(正宮)に詣でる前に滝祭神を参拝すると、天照大神に願い事を取り次いでくれると言われているそうだ。

社殿はなく、板垣の内側には神体の石が祀られている。社殿がない理由は神宮関係者にも分からず、更に物忌の奉仕まで捧げられることは謎であり、安永4年(1775年)の『大神宮儀式解』でも「深き所以有る故」としか触れられていない。伊勢神宮の摂社・末社・所管社には通例、賽銭箱は置かれていないが、滝祭神には賽銭箱が置かれている。

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由貴大御饌(ゆきのおおみけ)の儀は、板垣の御門を開いて捧げられる。滝祭神に捧げられる御飯は、内宮・荒祭宮に供されるものと同じく、神宮神田で栽培され、御稲御倉に奉納されたイネである。神嘗祭の折には、神嘗祭の祭儀の後、大直会を行い、続いて滝祭行事を行う。由貴大御饌・滝祭行事の終了後、直会が行われる。滝祭行事の後で行われる直会は、禰宜と宇治大内人の2名だけが新米と新酒を飲食することが許され、重要な神事であったことが窺える。

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入母屋造の重厚な建物、「神楽殿(かぐらでん)」。

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神楽、御饌の受付、神札の授与等はこちらで。

また、せっかくここまで来たのなら、「御神楽(おかぐら)」をあげてみては。

伊勢神宮の御神楽は神様に捧げる舞楽のことで、雅楽に合わせて、倭舞(やまとまい)や人長舞(にんじょうまい)などの優雅な舞が神様に捧げられる。神恩感謝や特別なお願いをするときの丁寧な祈願とされていますので、どうぞ。

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さらに、進み、手水舎を越え、

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火除橋を越えると、

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御厩(みうまや)が、あります。時間帯によっては、不在のときもありますが、皇室から賜った神馬がいます。

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この神馬は、皇室から賜ったもので、毎月、1日、11日、21日には、菊花紋章の馬衣を身に着けて、神馬が正宮に参拝します。(1月と雨天時中止)

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時間は朝8時頃で、参道から見学が出来る。神馬が神前に牽参する姿は珍しく、また、神職とともに、一礼する姿も愛らしく、カメラを構えて待っている人達が多い。