先日、伊勢神宮に参拝してきたお話をしました続きです。外宮の正宮の参拝を終え、別宮を目指して、散策してます。

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まずは、格式高い外宮の第1別宮となる、多賀宮(たかのみや)です。

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豊受大御神の荒御魂を祀る別宮で、結構な階段を昇った、高いところにあるので、高宮とも呼ばれるそうだ。なお、足腰が悪く丘の上に登れない方のために、麓の池のほとりに多賀宮遥拝所が設けられている。

荒御魂とは、神の活動的な御魂の働きのことで、個人的なお願いをここでする人が多い。外宮の別宮のなかで、多賀宮がもっとも古く、「止由気宮儀式帳」(804年)と「延喜式神名帳」に記載されているのは多賀宮のみであるそうで、祭神が外宮の祭神の豊受大御神の荒魂である豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)であることから、4別宮(多賀宮・土宮(つちのみや)・風宮(かぜのみや)、月夜見宮(つきよのみや)中で最高位とされるそうだ。

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続いて、土宮です。

外宮の宮域を守る神を祀る、神宮では珍しい東向きに立つ宮で、土地神である、大土御祖神(おおつちのみおやのかみ)を祀る。豊受大御神より古い神と言われ、宮川の氾濫をおさめる堤防の守護神として、別宮に昇格をしたそうで、度会行忠が1285年(弘安8年)に記した「神名秘書」では、山田原地主の大年神、字迦魂神、土御祖神の土宮3座であったそうだ。

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続いて、風宮へ。

祭神は、風雨を司る神とされる級長津彦命(しなつひとのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)である。本来は農耕に適した風雨をもたらす神であったが、鎌倉時代の元寇の際、神風を吹かせて敵を撃退したという功績によって風日祈宮とともに別宮となり、以降は日本の国難に際して、日本の風雨の順調を司る神として祈願の対象となったそうだ。

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お守りやお札は神楽殿の一角に神札授与所がありますので、そちらに立ち寄って頂くようになります。

順路に従い、北御門鳥居を過ぎて裏参道を歩いていくと、北御門口火除橋につながり、外宮の主だったところは一周したようになります。

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また、表参道火除橋の方に、戻って頂くと、2012年4月7日にオープンした式年遷宮の資料館が休憩所としても利用できるようになっていますので、御正殿の原寸大模型等々が展示されていますので、間近で楽しんで頂けたらと思います。

まだまだ、しばらくお伊勢詣でが続いてきます。