栃木県の温泉
塩原温泉郷
箒川に沿って、大網温泉、福渡温泉、塩釜温泉、塩ノ湯温泉、畑下温泉、門前温泉、古町温泉、中塩原温泉、上塩原温泉、新湯温泉、元湯温泉の11の源泉が点在している。多くの文人も愛した大自然と名湯を堪能しましょう。
平安時代に発見され、1200年以上もの歴史がある塩原温泉郷。箒川を中心に11湯もの温泉地が点在し、それぞれ異なる泉質を楽しめる。
それほど距離の離れていないはずのそれぞれの温泉地を湯巡りしてみると、趣きの異なる風情を感じることができる。
四季の移り変りを間近に感じることができ、特に新緑や紅葉の季節には素晴らしい景観を味わえる。
また、明治時代の頃からは、この静かな温泉地では、執筆にもはかどるのか、多くの文人達もたびたびこの地を訪れたようだ。
大網温泉
西那須野IC方面から塩原へ向かう際、最初に出会える、塩原温泉郷の玄関口。川筋に湧出する湯を野趣満点の名物河原露天風呂で楽しめる一軒宿。
塩の湯温泉
箒川の支流、鹿股川に沿ってひっそりとした雰囲気を2軒の宿で楽しめる。泉質の影響なのか、神秘的な輝きを彩る渓流を眺めながら入浴を楽しめる露天風呂はお薦めです。
●明賀屋本館 | ●柏屋旅館 |
福渡温泉
塩原を代表する共同浴場である、2つの共同露天風呂では、渓谷を眺めながらの贅沢な湯浴みを楽しめる。
元湯温泉
かつては元湯千軒と言われるほどの賑わいを見せた温泉地。江戸時代初期の山津波により埋没し、温泉街の中心が箒川沿岸に移ったそうだ。現在は個性的な三軒の宿が残る。
新湯温泉
元湯温泉の山津波が起きた際、新しい温泉地として、宿が建ち並び、湯治場として現在に残る。
畑下温泉
尾崎紅葉が「金色夜叉」を執筆したゆかりの温泉地として知られる。会津に抜ける街道沿いのため、旅人の休息地として、ひっそりとした雰囲気。
●青葉の湯 | ●清琴楼 |
古町温泉
●もみじの湯 | ●上会津屋 |
那須温泉郷
古くから7つの源泉があり、湯治場として栄えた那須温泉郷。古くは1300年以上前に「鹿の湯」が発見されたことからその歴史は始まる。
那須温泉郷は殺生石や那須温泉神社のあたりにひらけた那須湯元温泉郷、ボルケーノハイウェイに沿って点在する一軒宿を称しており、それぞれ効能、泉質、趣きの異なる雰囲気を楽しむことが出来る。
那須湯本温泉
「鹿の湯」は名前のとおり、傷を負った鹿がこの湯で傷を癒したと伝えられており、以来、共同浴場として現在でも地元の人々に愛されている。
この「鹿の湯」を中心に民宿、旅館が広がり湯治場の雰囲気が漂うこの地域は、人気が高く休日には地元の人ならず観光客、湯治客が賑わっている。
那須湯本周辺の宿
北温泉
元禄9年に開湯したと伝えられる温泉。余笹川上流にあり、3種類の源泉が楽しめる一軒宿。
大丸温泉
藩主、大関氏、乃木将軍が愛した温泉として名高い。那須七湯の中で、2番目の標高の高い場所で湧出している温泉。
弁天温泉
那須岳中腹に位置する温泉。岩窟から温泉が湧出し、弁財天が祀られているが名前の由来。
三斗小屋温泉
朝日岳中腹、標高1450mに湧出する温泉。奥深い山間にあり、歩いてしか辿り着くことの出来ない秘湯。
●煙草屋旅館 | ●大黒屋旅館 |
高雄温泉
別名、高雄股温泉とも呼ばれ、古くは神聖視され「お行の湯」と知られていた。
板室温泉
那珂川源流の山深い谷あいにある静かな温泉地。木造の温泉旅館が立ち並ぶ温泉街は昔ながらの面影を残す。
●幸の湯 | ●グリーングリーン |
●大黒屋 | ●加登屋旅館 |
那須・塩原周辺エリア
日光湯元温泉郷
弘法大師によって開かれたという歴史ある温泉地。湯の湖や戦場ヶ原などの景勝地も程近く、ゆったりと楽しめる。
奥鬼怒温泉郷
女夫渕からマイカー規制があるため、歩いて温泉を目指す。散策路には、噴泉塔や源泉地帯などがあり、温泉ファンにはたまらない。